私が、長年の目の疲れから解放された、目の筋肉のストレッチ体操をご紹介します。モニターの買い替えは必要ありません。PCで長時間作業する人なら必見のトレーニング方法です。500円ちょっとの文庫本で眼精疲労から解放されます。
* * *
<目の体操編>
在宅ワーカーのゆる子ゆる雄Aです。
かつて、僕は長時間のPC作業で目の疲れに悩まされていました。
1時間ごとに目薬をさしても、夕方には目がしょぼしょぼ。。。
まともにものを見られない状態でした。
モニターの買い替えも検討しました。
EIZO製品がいいと聞いたので、家電量販店まで何度も足を運びました。
一日中PCに向かって作業する必要がある翻訳者は、
目が悪くなったら食えなくなります。
これは、他のPC作業者も同じだと思います。
それで試行錯誤を重ねた上、
目の疲れからほぼ解放されました。
その方法をご紹介します。
* * *
PC作業で目の疲れ対策には、
① 松崎式目の体操
+
② JINSのブルーライト70%カット眼鏡
の組み合わせがベストです。断言します。
もう目薬は必要なくなりました。
②のブルーライトカット眼鏡については別の記事で書きました。
本記事では、
①松崎式体操の効率的なやり方について書きたいと思います。
松崎式目の体操とは
工学博士 松崎 五三男氏の著書
『2週間で目が驚くほど良くなる本―読むだけで速効!視力回復トレーニング (王様文庫)』
に掲載されている視力回復用体操のことです。
私はこの体操で長年の眼精疲労から解放されました。
最近では、あれほど手放せなかった目薬すら差したことがありません。
目への将来的なケアまで考えるなら、
ブルーライト70%カット眼鏡も強力に推したいところなのですが
眼鏡と体操と両方を一挙にやると、初期費用が
眼鏡代10,800円 + 書籍代514円 = 11,314円かかります。
ですから、とりあえず松崎式体操だけでもやってみてください。
これなら514円で試せます。ぜひ!
翻訳者やすべての在宅PCワーカーにとって目は財産ですので、
できるだけ早めにケアすることをお勧めします。
この体操をやれば、眼精疲労はほぼ解消されるはずです。
注意:この体操は、本に添付されているシートを使って行いますので
古書を買う場合は、シートが入っているかどうか(切り取られていないか)
あらかじめ確認した方がいいです。
(シートというのは①~⑮までの番号が印刷されているB5の紙です。)
* * *
それでは、具体的なトレーニング方法について紹介します。
タイトルにもあるとおりこの本の目的は、本来視力の回復であり、
目の疲れをとることではありません。
体操の正式名称も正確には「松崎式視力増進法」です。
ただし、一種の副次効果といいますか、
目の疲れに圧倒的に効果があることが経験でわかりました。
近視や遠視と縁のない人でも、PC作業が多い人なら絶対やった方がいいです。
ちなみに、私はこの本のトレーニングを続けていく中で
近視が劇的に回復したという経験は、残念ながらありません。
ですから、視力回復の観点からこの本をお勧めすることはできません。
ただし、「目の疲れが劇的にとれる」という副作用は明らかです。
目に疲れがたまらなけば、 結果的には、近視の悪化や老眼の進行を、
かなりの程度防ぐことができると思われます。
著者はこの対象を1日12セット行うことを推奨していますが
私は、4~6セットしかやっていません。
著者の推奨する通りの量をこなせば、
さらに視力が回復していく可能性は十分にあると思われます。
ともかく4セットでも、目の疲労は確実に取れます。
なぜそこまで断言できるかというと、
この体操の原理はごくシンプルだからです。
基本的には、目の筋肉の単なるストレッチです。
ストレッチをやったら体が柔らかくなってこりがほぐれますよね。
ストレッチのおかげで体が硬くなりました、ということはありえません。
それと同じ理由で、 眼球筋のこりをほぐせば目の疲れは取れます。
本書によれば、眼の筋肉は、3種類に分かれます。
・明るさを調整する筋肉(虹彩)
・ピントを合わせる筋肉(毛様体)
・眼球を動かす筋肉(眼球移動筋)
この3つを総合的にストレッチして
眼球筋のこりをほぐしていこうというのが松崎式です。
* * *
やりかたにはコツがあります。
本書のトレーニングを全部やる必要はありません。
(全部やると、かつてのゆる子Aのように挫折する可能性あり。)
この本は、Part1~3に分かれています。
Part1は、準備的なトレーニング
Part2が、本格的な松崎式視力回復トレーニング
Part3は、理論編です。
さて、Part1の準備体操はぶっちゃけ必要ありません。
「本格的なトレーニング前の準備」といいつつ、
本格的なトレーニングよりもややこしいトレーニング法が記されています。
私のようにPart1をまじめにやりすぎると、
Part2にたどり着く前に挫折してしまいます。
2012年に買ったのですが、Part1で挫折してしまい
2015年まで放置していました。
もったいないですから
ぜひPart1を飛ばして、いきなりPart2からやることをお勧めします。
Part3は理論編です。理論を理解したい人以外にはあまり必要ありません。
正直、Part1 & 3 はオマケ感が強いです。
なくてもいいかなという感じです。
ただし、Part2だけですと、わずか38ページしかありませんので
文庫本として出版するにはキツイのかも・・・。
というわけで、この本はPart2の38ページのために買いましょう!
十分元は取れます。
* * *
さて、Part2の体操は、
①明暗トレーニング(虹彩をストレッチする)と
②方向遠近トレーニング(毛様体と眼球移動筋を鍛える)の
2つに分かれています。
両方を10回ずつやって1セットです。
著者の推奨は一日1セット10回 × 12セットですが、
私は4セットしかやっていません。
それでも嘘のように目の疲れが取れます、
ちなみに、眼精疲労を取りたいだけなら、
②の方向遠近トレーニングだけでも十分いけると思います。
私は念のために①の明暗トレーニングも続けていますが。。。
朝起きた時に2セット、寝る前2セットをやっています。
普通はこれで十分なのですが、
目の疲れが目立つ日には、さらに昼食後に2セット加えて
一日6セット。
特に疲れ目のひどい日がたまにあり、そういう日には
午後にさらに2セット加えて合計8セットまで増やすことがあります。
ところで、目が疲れているときにこの体操をすると
目の筋肉が痛い感覚があるんですよね。
これは、眼球筋がこっている証拠だと思っています。
逆に朝起きてすぐにやったときはあまり痛みません。
眼精疲労の程度応じて、トレーニング量を加減していますが、
8セットやった日の翌日に眼の疲れが残ったことは、
この体操を始めてから2年間以上にわたって一度も記憶にありません。
翌日には回復しています。
たまに、朝体操なしですぐに仕事をはじめてしまい、寝る前の2セットだけの日もあります。でも、とにかく続けていれば効果があります。
作業中「目が疲れてきたな」と思ったら適宜作業を中断してやる、
というやり方でもいいと思います。
以上、私の目の疲れを劇的に軽減してくれた松崎式目の体操についてまとめてみました。
この視力回復トレーニングで効果が出たという人は
ぜひブルーライトカット眼鏡の導入についても考えてみてください。
この記事で解説しています。
最近のコメント